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銀座茶話会 #01「魅力ある大人の秘密。(前編)」
  • 丸山さんが銀座でお店をやるとしたら…「キャバレー」 

MEGUMIさん・天野譲滋さんと多彩なゲストスピーカー「ギンザ ライフスタイリスト」によるトークショー「銀座茶話会 #1」の抄録です。

タレント・女優のMEGUMIさんとデザインビジネスプロデューサーの天野譲滋さんが、ゲストスピーカーとライフスタイルや銀座にまつわるトークを繰り広げる銀座茶話会。第1回目のゲストは、日本を代表するファッションデザイナーとして、幅広い分野で活躍されている丸山敬太さん。ご来場いただいた方も交えながら、銀座との関わりやライフスタイル、仕事観、「美」に対しての考え方など、トークは多方面に広がっていきました。

日時:2018年5月24日(木)19時〜
場所:GINZA PLACE内「common ginza」

丸山 敬太(ファッションデザイナー)
MEGUMI(タレント・女優)
天野 譲滋(デザインビジネスプロデューサー)

企画プロデュース:電通ライブ/株式会社ジョージクリエイティブカンパニー
編集:安永 亮一
写真撮影:吉永 和久

■ノスタルジックで新しく、やはり大人

天野:敬太さんって、銀座にはよく来られるんですか?

丸山:僕は、東京生まれの東京育ちで渋谷の方ですけど、でもね、やっぱり銀座って、子どもの頃からちょっと特別な場所で。なんかこう、大人っぽいというか。「大人が来る」って感じ。

天野:ちょっとハレな感じ。街並みは子どもの時から変わりました?

丸山:うんとね、変わらないところもあるけど、最近すごく目まぐるしく。もちろん、このビルにしてもそうだし。どこもかしこも、なんか変わってきているなっていうのは、すごく感じますね。

MEGUMI:そうですね。私が好きなのは、ほら電線がないじゃないですか。

天野:なるほど、よく見ればね。

MEGUMI:そう、抜けているんですよ景色が。地下に埋まっているんですよね。
なんかちょっとやっぱり絵的に気持ちいいなっていうのが、すごくあったりします。で、お着物の方がたまに歩いていたり、時間帯によっては素敵なお姉さまたちがいたりとかして(笑)。ああいう景色もちょっと外国じゃないですけど、違う世界に入って来ちゃったみたいな。

天野:ちょっと入れば、また下町っぽい昔からの老舗もあったりね。

丸山:あるあるある。

MEGUMI:文豪が通っていたBARとかね。
すごく素敵な大人の方たちがいるんだろうなって感じで。
なんか、ちょっとトラディッショナルとかノスタルジーとか、たまに路地に入ると香ってくるっていうのが、銀座は一番あるかもしれないですね。

■今の東京にないもの
天野:でも、最近おふたりは金沢にも結構行かれてるんですよね。

MEGUMI:私はお店を出したんです。2年前に「ひがし茶屋街」という街に、「Cafe多聞」という。

丸山:パンケーキのね。

MEGUMI:そうなんです。町家をカフェにしてやっておりまして。で、敬太さんは金沢に家を借りたんです。

丸山:最近周りが金沢ブームみたいなところがあってね。で、なんとなく、自分とか共通の仲良しチームで金沢に何度か行っているうちにノリで家借りようって。
1人でじゃないんですけどね。その、仲良しのスタイリスト2人と3人で。

天野:古民家なんですよね?

丸山:そうです、そうです。ノリで物件見に行こうって言って、1軒しか見てないんですけど(笑)。

MEGUMI:敬太さんがそういうことをやっていたりするのも、面白いですよね。

丸山:まぁ、真面目な話、今って、いろんな地方都市とかもすごく面白くて。文化がたくさんあるから。じゃあ、東京にいて、金沢だったり、いろんな所でなんかやって、そちらのものを東京に持ってきてっていう。そういうキャッチボールみたいなものができたら、もっと楽しくなるんじゃないかなっていうような気持ちになっている人がたくさんいる。

MEGUMI:地方でなんかやろうとしたり、やっている人がすごく増えましたね。

丸山:だから、そういう流れの中にあるのかなっていうのは、思っていて。やっぱり、日本でつくっているものとか、それこそ家具つくっている人たちも。すごく優秀でいいものをつくっている人が、すごくたくさんいて。そういうものに触れて、それをまた広めたりが、単純に楽しい。

MEGUMI:そうですね。東京って今までに色々なことを皆さんがやって、1回成熟しているっていうか。ちょっと、外に目を向けて新しい活動をしようという感覚には、なぜか全員なっていますよね。

丸山:ある意味いろいろな豊かさみたいなものが、東京には欠けていたりとかするので。なんか、それをすごく学ばせてもらうっていうのは、最近興味があることです。

天野:そうやって自分の住んでいるところ以外に、何かそういう場所があるといいですよね。

丸山:すごく素敵なことができて、いろんな人と触れ合える場所で。例えば、北陸で色々な器をつくっている方のものを紹介できたりとか。なんか、料理の方と一緒に限定でお食事会をするとか。そういうことが、できたらいいなって思っていて。きっと、この茶話会もそういう意味合いじゃないですか。コミュニケーションから色々なことが生まれていくっていうような。最近、そんなことを考える期間がすごくあるなって思います。お店発信とか、なんとか発信とかから持ち寄ることで、その場から何か面白いコトが生まれる。コトが生まれるところから、いろんな物が生まれたり、感動が生まれたりみたいなのが、いいのかなって。

天野:ネットの情報がうわーっと入ってくる反面、そういうのをすごく欲している部分がね。

MEGUMI:そうですね。ライブというか、やっぱり生の出来事っていう。

丸山:クラブ活動じゃないけど、部活みたいな。そういうノリで、いろんなことができていくと、もっと質が高い生活っていうみたいなことがね。本当の意味でのラクジュアリーではないですけど。大切かなって。

■ノリとテンションで決める

丸山:今は、ノリとテンションが大事。

MEGUMI:確かに。でも敬太さん、そういう意味では、さっきも冒頭で言ったけど、年に何発も投げているじゃないですか。でも、あれってノリがなきゃできない。やっちゃうかって。

丸山:そうね、周りは大変だと思うけど。大変だって思う前にすませちゃうっていう。っていう方が、多分みんなも疲れないかなって。自分もそうなんだけど、打合わせ……えいっ!って。行動する方がいいのかなって。

MEGUMI:分かる~。
やっぱり、敬太さんはそのノリで、やるって決めているんだろうなって思っていました。

天野:今回初回のゲストでいらっしゃるんですけど……。

MEGUMI:記念すべき、第1回。

天野:で、誰にするっていった時にね。

MEGUMI:もう、敬太さんしかいない!って。


■エンターテインメントが国を成熟させる

天野:毎回ゲストの方に宿題じゃないですけど、敬太さんにも。例えば、銀座でアパレルのショップ以外だったら、何屋さんがしたいですかってことをね。

丸山:プレゼンさせていただきます。

天野:何だと思います?敬太さんがアパレル以外、自分の本業以外で。これかなって思う方いますか?……じゃあ、MEGUMIさん。

MEGUMI:スナックとか?すごくおしゃれな設えのスナック。

丸山:それ、MEGUMIちゃんじゃん(笑)。

MEGUMI:そうなんです(笑)。私、スナックやりたいと思っていて。小さなホテルで、1階にスナックがあるっていうのをずっとやりたいなって思っているんです。

丸山:超通っちゃうから(笑)。

天野:じゃあ、答えの発表を……。敬太さんこれは?

MEGUMI:かわいい〜!

丸山:そんなに遠くなかったですね。やっぱり銀座って、僕はすごく大人の街ってところが残っている素敵な場所だなと思っていて。で、やっぱりなんだろう、大人の社交場みたいなのが、今はなかなかなくて。で、やっぱりエンターテインメントって本当に素晴らしいことだなって思っているんですよ。だから、できれば銀座に僕がプロデュースした、それこそリドのケイタマルヤマバージョンみたいな。そういうお店があったら、本当に海外からのお友達を連れて行けたりするし。みんな、食事のあとにもう1軒って時に、行けたらいいなぁって。結構真面目に考えました。

MEGUMI:え〜素敵~。

天野:すごくいいですね。

MEGUMI:これは、日本にとっても、すごく大事だと思う。

丸山:そういう、エンターテインメントっていうのは、人を幸せにするものだから。
僕だけじゃなくて、客観的に見ても、そういう大人がちゃんと夜遊べる場所をね。おしゃれして遊べる場所が、本当にないので。そういうところをつくれたら、もっともっとこの国は、成熟するんじゃないかなと。昔はあったと思うんですよね。

MEGUMI:そうですよね、今は話に聞くだけですけどね。

天野:どんどんなくなっちゃうしね。

丸山:なくなってきているのが、ちょっと残念だなって思うので。こういうのを描いてもらってみました。

天野:素晴らしいですね。

MEGUMI:完璧。いいですよね、あったら絶対に行きたいですよね。

(後篇に続く)