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銀座茶話会 #01「魅力ある大人の秘密。(後編)」
MEGUMIさん・天野譲滋さんと多彩なゲストスピーカー「ギンザ ライフスタイリスト」によるトークショー「銀座茶話会 #1」の抄録・後編です。

■美しいということ

女性A:こうやってお話を直に聞くことができて、楽しみにしていたし、楽しかったです。それで、質問なんですが、例えば敬太さんは、女性の美をつくっていらっしゃいますし、MEGUMIさんはご自身の美しさをお仕事にされているかと思うんですけど。その、美しく生きるってことについて、ご自身の美学とか、美しく生きるために心がけていることなどを教えていただけたらと思います。

丸山:そうですね、なんだろう……。美しい感覚って、正解があるものじゃないじゃないですか。やっぱりいろんな人が、様々に思う美の基準って本当にたくさんあって。
ただ、なんだろう、最近すごく考えるのは、やっぱり自分の中では素直であること。自分自身の感覚とか感情とか、そういうことに素直であるとか、素直である時とか。無理がない状態みたいなもの。自然ってことですよね。自然っていうものに、美しさみたいなのをすごく感じていて。でも、それがいわゆるナチュラルとかじゃなくて。その状態が、その人にとっての一番自然な生き方に、美しさみたいなものが当然あるし。
でも、その自然な状態にあることって、すごく難しいと思うんですよ、逆に。それは、とっても努力が必要だったりとか、なんだろう、心意気が必要だったりすることなんだけど、そういうことの何かに僕の洋服とかを選んでくれたりしたら、すごく嬉しいなって思っています。だから、僕は美しい人とか、美しいこととかっていうのを考える時には、その人のエネルギーみたいなものが満ちているっていう、ポジティブなエネルギーみたいなものが、本当に美しいなーっていうふうに思います。

天野:MEGUMIさんどうですか。

MEGUMI:私、この世界に20年近くいますけど、本当に綺麗な人が多くて。で、綺麗な人が35歳くらいになってくると、ちょっとターニングポイントだなって思うんですね。いろんなタイプの綺麗な人たちの生き様みたいなのが出てくるわけですね、35歳から。それを見渡した時、私が一番好きなタイプの綺麗な人は、いろんなことに興味がある人。閉ざすのは、簡単なんです。私も若い時はそうだったし、経験が浅いからって若い子の意見は、重い意見ではないって決めちゃっているというか。8歳の子でもすごくいいこと言ったりもするし。なんか、そういうことを決めないで、開いている先輩たちがたまにいるんですね。
なんか、いろんな人に対してちゃんと素直に好奇心を向けることができて、なおかつ行動する人。ちゃんと来て、こうやって話を聞いて、ちょっと面白そうだなって思って行動している皆さんはすごいと思うし。だから、そういう好奇心と行動。動くってことですね。今日も、皆さんもきっと何か思うことがあって来て、ちょっと持ち帰って、そうしたら明日にちょっとした変化が出るかもしれないじゃないですか。なんか、そういう行動っていうのは、私は一生、忘れたくないって思っていて。表面的にはシワシワになる日がいつか絶対来ると思うんですけど、そういう人が、素敵だな、綺麗だなって思ったりしております。はい。

丸山:分かる、すごく分かる。

MEGUMI:閉ざしますからね。意外と大人になると。

丸山:だから、頭がなるだけ固くならないように気をつけてる。なりがちだからね。

MEGUMI:その方が楽だしね。気が合う人たちとずっと同じことやっている方が、楽だからそうなりがちですが。やっぱりちょっとね……。

丸山:つまんない。

MEGUMI:つまんないから。ワクワクするような部分に、足を踏み入れていただきたいと思います。大丈夫でしょうか。

女性A:ありがとうございます。

■大切なのは共感ではなく、心に響くコト

女性E:今日すごく楽しみにしていて、朝からワクワクした気持ちでこちらに来たんですけれども。日々の生活で、そういう気持ちはすごく大事かなと思うんですが、最近、何かワクワクしたようなことがあったら、教えていただければと思います。お願いします。

MEGUMI:ワクワクですね……。うんと、実は、来月に本当に嬉しい撮影がありまして。本当に何年も待って、こういうのやりたかった!って仕事が来たんですよ。それが来月はじまるので、ワクワクしていますね。

天野:敬太さんは?

丸山:そうですね、自分はさっきおっしゃっていただきましたけど、本当に今年は色んな意味で転機だと思っていて。新しく会社を立ち上げたりとか。すごくいろんな試練もあった中での新しいスタートなので、大変なこともたくさんあるんですけど、これから。来年は、25周年でもあって。で、なんだろうな、最近ね、あの本当に今日も着て来てくださっている方たちのお洋服が、いつのかな?っていうふうな感じで。本当にそのシーズンで終わらない、長く愛していただけているっていうことがね。自分が洋服づくりをする、それも24年前自分のブランドで拙いながらもはじめた時になんか思ったことが、やっぱり洋服はハレの日のもので着て欲しいっていうこと。あと、もうひとつは、やっぱり捨てられない服をつくりたいなっていう、その引き継がれていく服をつくりたいなっていう。もちろん、ミュージアムに入るみたいなものも素敵だと思うんですけど、どこかで大切にされて、その誰かの人生に寄り添って。で、その次、例えばユーズドで買うとか。そういうふうにね、長くやってきたからこそ感じられる喜びっていうことを、最近本当に皆さんに教えていただいているというか、それがすごく嬉しいので。また、その実感に対してちゃんとモノづくりをしなきゃなって、改めて身も引き締まる想いでもあるんですけど。でも、こうやって、続けられていることが、やっぱり一番いま嬉しいことでもあるし、こうやって皆さんと話をしていく中で、また新しいことが生まれていくことが、今はすごく、改めて楽しいですね。

MEGUMI:素敵ですよね~。

天野:僕もインテリアの仕事やっているんで、家具一緒につくりましょう!みたいな。なんか、出会いがあって。僕もワクワクしました。

丸山:これから先、本当にワクワクしないものを生み出しても、需要はないですよ。そんなものに誰も興味を持たないし、マーケティングだ、拡散だ、なんだかんだっていう時代もとっくに終わっていて。やっぱり、もっともっと、本当に心と心が合致するとか、気持ちが震えるとかみたいなことにだったら、いくらでもお金を出す人はいるし。やっぱり、そういうことをしていきたいなって思っているので。

天野:MEGUMIさん、よかったですね。初回のゲストが敬太さんで。

MEGUMI:素晴らしいお話を。

丸山:長い時間本当に、ありがとうございました。

天野:敬太さん、ありがとうございました。

MEGUMI:ありがとうございました〜。



【登壇者プロフィール】
■ゲスト
丸山 敬太<ファッションデザイナー>
文化服装学院卒業。1994年に東京コレクションデビュー。世界の舞台でもコレクションを発表。「晴れの日に着る服・心を満たす服」をコンセプトに、新たなモードエレガントを提案。その他、ミュージシャン、俳優、舞台の衣装制作をはじめ、ブランドやイベントのディレクションなど、広い分野で活躍。近年ではJALの制服を手掛け、2014年にはブランド20周年を迎える。2016年9月、青山本店をコンセプトストア「丸山邸」としてリニューアルオープン。

■ファシリテーター
MEGUMI<タレント・女優>
2001年デビュー。今年で17年目を迎える。持ち前のキャラクターを活かしテレビや雑誌などで活躍。近年では、NHK大河ドラマや映画、舞台への出演により活躍の場を広げている。特に思い切り良い個性的な役を演じることに好評を得る。

天野 譲滋<デザインビジネスプロデューサー>
話題性のショッププロデュースやメーカーと売れる商品開発、リアルな企業戦略プロモーションなど多数手がける。常に話題のスポットを生み出すデザインビジネスプロデューサーとして多様なライフスタイルを提案している。